定番レシピにひと工夫!

よく作るおかずや汁物の
カリウムを抑える
「ひと工夫」をご紹介します。

監修:
管理栄養士 後藤 智恵 先生
食品メーカーのメニュー提案や
フードスタイリングを担当するほか、
短期大学等で非常勤講師を務める。

味わいに癒やされる! 肉じゃが

牛(豚)肉とじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、しらたきなどをしょうゆなどで煮込む
和食の定番料理。

ここがひと工夫

じゃがいもは、下茹でしてもカリウムが減りにくいので量を減らして、
いんげんやにんじん、玉ねぎなどを多めに入れましょう。

あるとうれしい! きゅうりとわかめの酢の物

酢と砂糖、しょうゆなどの調味料で和えるきゅうりとわかめの酢の物。

ここがひと工夫

きゅうりは、薄切りを15分以上水でさらし、
水気を切ります。
わかめは湯通しの
塩蔵わかめを使用しましょう。

もりだくさん! 炊き込みご飯

鶏肉やごぼう、にんじんの根菜類と、
こんにゃく、干ししいたけ、油揚げなどを
ダシとともに炊きあげる炊き込みご飯。

ここがひと工夫

こんにゃくは、カリウムがかなり少なめ、
油揚げも大豆製品の中では含有量が少なめです。
各具材は細かく切って、事前に
茹でこぼしましょう。

朝食の定番! 豆腐とわかめの味噌汁

和食の大定番料理である味噌汁。
特に人気の豆腐とわかめは
カリウムも少なめでおすすめ。
ダシは昆布でなく、かつおや煮干しに
しましょう。

ここがひと工夫

わかめは湯通しの塩蔵わかめ、豆腐は絹ごしより木綿の方が低カリウムです。
赤味噌は避けて、麦味噌や白味噌、
合わせ味噌にしましょう。

パッと作れる! 野菜炒め

ミネラルをたっぷり取りたい方に
おすすめしたいのが野菜炒め。
玉ねぎ、ピーマン、なす、もやしなど
比較的カリウムの少ない野菜で
作りましょう。

ここがひと工夫

根菜類は断面が大きくなるように切るのが
コツ。
たっぷりのお湯で下茹でしましょう。

さっと食べられる! きつね蕎麦

関西ではたぬきとよばれる油揚げを
のせた蕎麦がきつね蕎麦。
そばを食べるなら油揚げや
卵のトッピングがおすすめです。

ここがひと工夫

油揚げは、しっかり油抜きをしてから味付けをしましょう。
蕎麦は、生麺ではなく乾麺を
使うとカリウムを減らせます。

ほっこり温かい! ロールキャベツ

ひき肉をメインに玉ねぎなどを
キャベツで巻いて煮込むロールキャベツ。

ここがひと工夫

キャベツは、しっかり下茹でしましょう。
ダシは、洋風よりかつおベースの和ダシが
おすすめです。

洋食の花形! ビーフシチュー

牛もも肉と玉ねぎ、にんじんなどを
赤ワインやデミグラスソースで煮込む
ビーフシチュー。
なるべくじゃがいも抜きで作るのが
おすすめ。

ここがひと工夫

にんじんは下茹でし、玉ねぎはしっかり水にさらし、
牛肉は角切り、薄切りでも下茹で
しましょう。

ジューシーさが魅力! 餃子

ひき肉や刻みキャベツなどの具材を
小麦の皮で包む中華の定番料理。

ここがひと工夫

あんに使うねぎや玉ねぎ、キャベツ、
白菜などの
野菜は刻んでから下茹で
しましょう。

中華の大定番! 酢豚

片栗粉をつけて揚げた豚肉を玉ねぎ、
にんじん、ピーマンなどと
一緒に炒める酢豚。
あんをかけたとろみも魅力です。

ここがひと工夫

豚肉は揚げる前にかるく下茹でし、
野菜も小さめに切りしっかり下茹で
することでカリウムを減らせます。